目指せ2000冊 特別編
1月17日(木)
「猫鳴り」 沼田まほるこ
3部構成からなる
猫にまつわる連作。
第1部
ある日庭先に
1匹の仔猫が
捨てられている
ああ、この猫を拾うところから
物語が始まるのかと思いきや
この主人公は
ある事情があって
この仔猫を再度捨てに行くのである
仔猫という
可愛さの象徴のような動物に対して
あまりにもドライな目線に
猫好きの読者は大いに戸惑うところだ
ところが
いろんな偶然が重なって
何度捨てに行っても
戻ってきてしまう
元々この仔猫を拾った少女の頼みや
寡黙な夫の後押しもあったりして
何とか
この猫は飼われることになった。
猫好きとしては
ホッとしたのも束の間
第2部
親子関係がギクシャクしている
ある父子家庭の息子
反抗と甘えから
ヤケクソで親父にペンギンを買ってくれと頼んだところ
父親が持って帰ってきたのが
何と道端で拾った生まれたての仔猫
最初この息子は
猫のエサ代をチョロまかして
自分の遊び代に使えると喜ぶが
いつしか仔猫に情が移り
具合の悪くなった仔猫のために
懸命の看病をすることになる
ちなみに
第1部の少女は
高校生になっており
この息子の同級生として登場する
そして第3部
第1部の猫は20歳
今は妻も先立ち
寡黙な夫と2人
余生を過ごしている
で、
ここからが
この小説の真骨頂
1、2部のある意味可哀想な内容に
匙を投げず付き合った読者だけが味わう
年老いた猫の最期と
それを看取る主人公の
透き通るような時間
誇り高いねこの生き様に
ノンの姿がついつい重なり
胸が詰まりました。
1匹でこうなら
4匹だとどうなるのか
おまけに
チョコもおるのに…
ちょっとこれに耐えれる自信ないな
俺も一緒に
連れて行って欲しいわ。
PS.
阪神淡路大震災から24年
亡くなられた方々の
ご冥福をお祈り申し上げます。
「猫鳴り」 沼田まほるこ
3部構成からなる
猫にまつわる連作。
第1部
ある日庭先に
1匹の仔猫が
捨てられている
ああ、この猫を拾うところから
物語が始まるのかと思いきや
この主人公は
ある事情があって
この仔猫を再度捨てに行くのである
仔猫という
可愛さの象徴のような動物に対して
あまりにもドライな目線に
猫好きの読者は大いに戸惑うところだ
ところが
いろんな偶然が重なって
何度捨てに行っても
戻ってきてしまう
元々この仔猫を拾った少女の頼みや
寡黙な夫の後押しもあったりして
何とか
この猫は飼われることになった。
猫好きとしては
ホッとしたのも束の間
第2部
親子関係がギクシャクしている
ある父子家庭の息子
反抗と甘えから
ヤケクソで親父にペンギンを買ってくれと頼んだところ
父親が持って帰ってきたのが
何と道端で拾った生まれたての仔猫
最初この息子は
猫のエサ代をチョロまかして
自分の遊び代に使えると喜ぶが
いつしか仔猫に情が移り
具合の悪くなった仔猫のために
懸命の看病をすることになる
ちなみに
第1部の少女は
高校生になっており
この息子の同級生として登場する
そして第3部
第1部の猫は20歳
今は妻も先立ち
寡黙な夫と2人
余生を過ごしている
で、
ここからが
この小説の真骨頂
1、2部のある意味可哀想な内容に
匙を投げず付き合った読者だけが味わう
年老いた猫の最期と
それを看取る主人公の
透き通るような時間
誇り高いねこの生き様に
ノンの姿がついつい重なり
胸が詰まりました。
1匹でこうなら
4匹だとどうなるのか
おまけに
チョコもおるのに…
ちょっとこれに耐えれる自信ないな
俺も一緒に
連れて行って欲しいわ。
PS.
阪神淡路大震災から24年
亡くなられた方々の
ご冥福をお祈り申し上げます。
- 2019.01.18 Friday
- 本
- 00:55
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- by とびねこ